浦和が“3分間の逆転劇”で先勝! ペトロヴィッチ監督不在のなか、高木と武藤が輝きを放つ
追加副審による決定的な場面での判定なし
同32分、その高木が期待に応えた。得意の左45度付近でボールを持つと、右足で巻き込むように放ったミドルシュートは鮮やかな弧を描いてゴール右上隅へ。高木は準々決勝の2試合に続き、同杯で3試合連続ゴールとなった。
その3分後、同じく3月2日のAFCチャンピオンズリーグ浦項スティーラーズ戦以来、半年以上振りの出場となった途中出場のMF平川忠亮が右サイドからグラウンダーのパスを送ると、武藤が右足でゴール左サイドに流し込み逆転弾。一気の逆転劇で浦和が2つのアウェーゴールとともに2-1と勝利を収めた。
この試合は、J1クラブが絡む公式戦において日本で初めて両ゴール脇に追加副審が配置されて行われた。主審の死角になるサイドでの競り合いなどを注視する姿が見られたが、ゴールやPKなど決定的な場面に関係する判定は見られなかった。今後は、同杯の準決勝もう1試合と決勝、チャンピオンシップ、天皇杯の準決勝以降のゲームで導入が予定されている。
また、別会場で行われたガンバ大阪対横浜F・マリノス戦はスコアレスドローに終わった。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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