浦和が“3分間の逆転劇”で先勝! ペトロヴィッチ監督不在のなか、高木と武藤が輝きを放つ
ベンチ入り停止処分のペトロヴィッチ監督に代わって堀コーチが指揮し、采配が見事的中
ルヴァンカップ準決勝ファーストレグの2試合が5日に行われた。FC東京対浦和レッズの一戦は、ホームのFC東京が後半4分にMF東慶悟のゴールで先制したものの、浦和は途中出場のFW高木俊幸が同32分に鮮やかなミドルシュートを決めると、その3分後にFW武藤雄樹が逆転弾を叩き込み、浦和が2-1と勝利を収めた。
試合は前半からFC東京が主導権を握る時間が長くなったが、浦和の中央の守備は堅く、逆にカウンターからFW武藤雄樹やFWズラタンが決定的なシュートを放つ。互いに決定打を欠いてゴールは生まれず、前半はスコアレスで終えた。
後半に入るとすぐにゲームが動く。同4分、右サイドから攻撃参加したFC東京のDF室屋成にクロスを上げられると、ニアサイドでMF羽生直剛がコースを変え、東に頭で押し込まれて先制点を決められた。
その後は反撃に出ようとボールを保持して圧力を掛ける浦和だったが、パスの精度を欠く場面が目立ち、リズムはなかなか生まれない。同杯準々決勝のヴィッセル神戸戦セカンドレグで退席となり、この試合がベンチ入り停止処分となったミハイロ・ペトロヴィッチ監督に代わって指揮を執った堀孝史コーチは、攻撃を活性化するべくリーグ2試合連続ゴール中と好調の高木を後半16分に投入。これが試合の流れを変える采配となった。
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