バルサは財政的な問題を抱え、移籍に大金を費やせない状況

　ドイツ1部フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は今季限りで契約満了となることから、欧州クラブの補強候補として注目を集めている。スペイン1部の名門FCバルセロナの名前も挙がっているなか、スペインメディアは「ラポルタは急いでいる」と、フリートランスファーで獲得できる鎌田への“本気度”を指摘した。

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　鎌田は今季フランクフルトで公式戦22試合に出場し、12得点4アシストをマークするなど好調。カタール・ワールドカップ（W杯）でも日本のベスト16進出に貢献した。昨シーズンはUEFAヨーロッパリーグ（EL）制覇も経験しており、さらなるステップアップの噂は絶えない。最近ではイタリア1部ASローマやイングランド1部トッテナムからの関心が伝えられていた。

　そんななか、ドイツ地元紙「フランクフルター・ルントシャウ」は「ドルトムント、それともバルサ？　フランクフルトの優等生・鎌田は飛躍目前」と見出しを打ち、「ドルトムントだけでなくもう1つの欧州トップクラブが獲得レースに加わっており、それは驚くべきことにバルセロナだ」と移籍市場の最新情報を報じた。

　スペインメディア「エル・デスマルケ」は「バルサはフリーで彼との契約を望んでいる：ラポルタは急いでいる」と、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長の名前を引き合いに出し、「バルセロナが財政的な問題を抱え続けていることは誰もが知っている。それだけに、契約満了を迎えた選手が主役となる“バーゲン・マーケット”に頼ることになる」と鎌田が注目される理由について触れている。

　記事では、フランクフルトは昨季のEL準々決勝でバルサを撃破しており、「鎌田はカンプ・ノウでプレーすることがどんなものか知っている」とも伝えていた。