アラブメディアによる“日本弱体化”の挑発にハリル猛反論 「明日は勝つ」と必勝宣言
「最終予選を突破できるクオリティーがある」
指揮官は「イラクについては知っています。ここ最近の7、8試合を見ました。十分に若い。80%が五輪を経験している。彼らがどうプレーするか、完璧に把握している。本当にこの罠に引っかかる可能性がある。我々に困難を仕掛けてくる可能性もある」と対戦相手について分析する一方、ハリルジャパンの脆弱性については真っ向から反論した。
「日本に関しては、このチームのリズムが落ちているか分からない。それに関してはそう思いません。1年前、イラクに4-0で勝ちました。日本は素晴らしい試合をした。私は困難なところは、サッカー面ではないと思う。違う部分で困難さを感じている。イラクの方々は、かなり長い時間合宿をできた。我々はそれがない。疲労回復の時間もそこまでない」
指揮官はまず、昨年6月の国際親善試合イラク戦での大勝劇を持ち出した。相手の強さよりも、FW本田圭佑、DF長友佑都ら所属クラブで出場機会を失っている主力が、直前に代表合流する日程面での不利を主張したが、アラブメディアの“挑発”に対し、日本の弱体化を認めなかった。
「日本のチームはまだまだ最終予選を突破できるクオリティーがある。明日は勝つと思う」と、勝ち点3獲得を高らかに宣言。負ければ自身の進退問題も浮上する危機的状況で、ハリル監督は自ら退路を絶った格好だ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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