クロアチア対モロッコの3位決定戦、後半のワンシーンに注目

　カタール・ワールドカップ（W杯）の3位決定戦が現地時間12月17日に行われ、クロアチア代表とモロッコ代表が対戦。フジテレビで解説を務めた元日本代表MF中村俊輔氏は、クロアチアの選手が倒されてPK疑惑のシーンに言及し、「あぁPKかな」と持論を展開した。

　試合は前半7分、フリーキック（FK）の流れからDFヨシュコ・グバルディオルの一撃でクロアチアが先制。直後の前半9分、モロッコもFKの流れからDFアクラフ・ダリがヘディングで合わせて同点となるも、前半42分にFWマルコ・リヴァヤがコントロールショットを決め、クロアチアが2-1とリードして前半を折り返した。

　中村氏が判定に注目したのが後半29分の場面だ。クロアチアが速攻を仕掛け、FWミスラフ・オルシッチが左サイドから切れ込んでペナルティーエリア内にスルーパス。センターバックのグバルディオルが駆け上がっていたなか、エリア内で倒されてPKをアピールした。その後、主審がビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）とやり取りシーンが見られたものの、最終的にノーファウルの判定となった。

　中村氏はグバルディオルの上がりに「うわ！こんなところまで上がってるんですね」と反応。「アピールしてますけど、どうかな」「うしろから触れてるとは思う。どのくらいの深さ、強さかによる」と様子を窺い、リプレイ映像を見たなかで「当たってるは当たってる」「あぁ…PKかな」と“PK判定”を下していた。