【W杯】決勝で見るべきは「7番」? フランス×アルゼンチンのキーマンを伊メディア特集
フランスはグリーズマン、アルゼンチンはデ・パウルに注目
カタール・ワールドカップ(W杯)はいよいよ現地時間12月18日に決勝戦が行われる。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では、両チームの背番号7をつける選手がキーマンになると特集している。
決勝戦を戦うフランス代表とアルゼンチン代表は、ともに2回の優勝経験を持つ強豪。そのなかでは、1978年と86年に優勝しているアルゼンチンと、1998年と前回2018年に優勝しているフランスという頂上決戦になった。
両チームはエースとしてフランスがFWキリアン・ムバッペ、アルゼンチンがFWリオネル・メッシを擁し、それぞれ6試合で5得点で得点王レースでもトップに並ぶ。パリ・サンジェルマン(PSG)のチームメイトでもある2人だが、その仕上げの前のキーマンが中盤にいると特集している。
フランスの背番号7はFWアントワーヌ・グリーズマンで、本来はより高い位置に入りセカンドトップのような役割を果たすことが多いキャリアを歩んできた。しかし、この大会では4-2-1-3のトップ下という様相で、強烈な3トップを生かすような動きを心掛けつつ、相手ボールの局面でも活躍する。記事でも「(準々決勝)イングランド戦での2アシストでフランス代表史上最多となる28アシストを記録しただけでなく、ゲーム展開に優れたビジョンを示している」とその存在の大きさが示された。
一方のアルゼンチンはMFロドリゴ・デ・パウルが背番号7をつける。イタリア1部セリエAのウディネーゼでブレイクして現在はスペイン1部アトレティコ・マドリードでグリーズマンとチームメイト。こちらも「アトレティコでの経験はダブルボランチでのプレーも可能にした。メッシやアルバレスを支援する」と、最前線の選手たちを生かす存在としてクローズアップされている。
こうしてみれば、両チームともに中盤から前線にはアトレティコからPSGへのホットラインが存在する。どちらがそこからゴールを生み出し、優勝や得点王の栄誉を持っていくのか。決戦の時は迫っている。
(FOOTBALL ZONE編集部)