ハリル監督に起用アピールの“ファンタジスタ”柏木 大島や山口ではなく…「パスを出せるのは自分」
中盤のコンダクターとして名乗りを上げ、イラク攻略法についても語る
日本代表MF柏木陽介(浦和)が、6日のワールドカップ(W杯)アジア最終予選イラク戦に向けて「出た選手が死ぬ気で戦う気持ちでやることが一番大切」と、メンタル面を強調した。そして「ボランチからパスを出せるのは自分の一番のメリット」と、中盤のコンダクターとして名乗りを上げている。
柏木は9月の最終予選初戦UAE戦と第2戦タイ戦に招集されたものの、負傷の影響で出場機会がなかった。バヒド・ハリルホジッチ監督は不動のボランチである主将の長谷部誠(フランクフルト)のパートナーとして、UAEではMF大島僚太(川崎)を指名したものの1-2で敗戦。一方、タイ戦ではMF山口蛍(C大阪)を起用して2-0と勝利を飾った。しかし、どちらのゲームにおいても日本の攻撃には単調さが目立ち、意外性や連動性のあるプレーに乏しかった。
そうした部分を改善するキーマンとして、また「しっかりとブロックを作ってくる」と印象を語るイラク攻略へ向けて、柏木は自身の能力を発揮したい誓う。
「サイド、中、裏のスペースの使い分けをできれば崩すチャンスはいっぱいあると思うので、その役割を担うのは自分だと思っている。試合に出れば、そこを意識してプレーしたい。それができれば、相手がイラクだからではなくて、どこのチームに対してもかなり適応できると思う」
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