【W杯】「奇跡では勝てない」 準決勝敗退のモロッコ代表監督、3位決定戦に意欲「努力を続けていく」
レグラギ監督は選手を称賛「クオリティーの高さを示してくれた」
モロッコ代表はカタール・ワールドカップ(W杯)でアフリカ勢として史上初めてベスト4に進出し、歴史に名を刻んだ。現地時間12月14日に行われた準決勝ではフランス代表に0-2で敗れ、3位決定戦へ回ることになった。チームを率いたワリド・レグラギ監督は、「W杯は奇跡では勝てない」と試合を振り返った。英公共放送「BBC」が報じている。
モロッコはベルギー代表、クロアチア代表、カナダ代表と同居したグループFを2勝1分で首位通過。決勝トーナメントではスペイン代表、ポルトガル代表を立て続けに撃破し、準決勝へと駒を進めた。5試合で失点がオウンゴールの1点のみという堅守を武器に前回王者のフランスに挑んだが、結果は0-2で敗戦。決勝へ進むことはできなかった。
チームを率いるレグラギ監督は試合後、「我々はすべてを出し切った」と完敗を認めつつも、「相手に問題を起こすこともできたし、これは大きな成果」とベスト4という結果への手応えも明かした。前回王者フランスの壁はやはり高かったが、この経験を糧に前進あるのみとポジティブなコメントを残している。
「選手たちはチームのイメージを非常に良くしてくれたし、クオリティーの高さを示してくれた。彼らは歴史を塗り替えようとしていた。奇跡ではW杯は勝てない。我々には努力が必要で、それを今後も続けていくだけだ」
8月末に就任し、3か月にも満たない準備期間でこのW杯を戦ったレグラギ監督は早くもチームのさらなる成長に目を向けていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1