閉塞感漂う日本代表で“手倉森効果”を実感する浅野 恩師との再タッグに「チームの雰囲気が変わった」
五輪終了後の9月に代表コーチ再任した手倉森氏 浅野は代表合流後に知って驚く
リオデジャネイロ五輪の恩師との再タッグで2戦連発を――。日本代表FW浅野拓磨(シュツットガルト)は10月6日のロシア・ワールドカップ(W杯)最終予選イラク戦、同12日のオーストラリア戦に臨む日本代表のトレーニングで汗を流した。そこでU-23日本代表監督を務めた手倉森誠氏がA代表コーチとして復帰し、「テグさんは声を出してくれますし、チームの雰囲気が変わった」と歓迎している。
「テグさんが戻ってきたということ、こっちに来るまで知らなかったんですよ」
笑いながらで浅野は話した。ハリルホジッチ体制の発足当初、手倉森氏はコーチとしてチームスタッフ入りしていたものの、U-23日本代表の活動に専念するためA代表から離れていた。五輪終了後の9月に代表コーチ再任が決定し、10月のW杯予選2連戦から再びチームとともに行動する。しかし今夏、シュツットガルトに新天地を求めた浅野はそれを知らずに代表に合流し、思わず面食らったという。
「びっくりしましたもん、テグさんがいて(笑)。テグさんからは『お前、知らなかったのか?』って言われました。『すみません』って返しました」
こう冗談めかして報道陣に笑わせた浅野だが、合宿中に早くも“手倉森効果”を実感している模様だ。
「ピッチの中でもテグさんは声を出してくれますし、何かチームの雰囲気が変わったんじゃないかなと思います。テグさんが入って、笑い声は多少増えたんじゃないかなと。テグさんも雰囲気良くやろうとしてくれているなと思いますし、テグさんの方から盛り上げてくれて、それはチーム全体として感じるところです」
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