【W杯】「日本が素敵な風潮を広げた」 ベスト4進出のモロッコ、サポーターのゴミ拾い“文化”に海外紙言及
モロッコサポーターがグループリーグ初戦から試合後にゴミ拾いを実施
アフリカ勢としてワールドカップ(W杯)史上初のベスト4に駒を進めたモロッコ代表は、現地時間12月14日に準決勝で前回王者のフランス代表と対戦する。チームの快進撃とともに注目されているのが、サポーターたちの清掃活動だ。韓国紙「朝鮮日報」も注目している。
モロッコはクロアチア代表、ベルギー代表、カナダ代表とF組で同居。ベルギーを2-0、カナダを2-1で破り、2勝1分のグループ首位で決勝トーナメント進出を果たした。1回戦ではスペイン代表をPK戦の末に破り、さらにベスト8ではポルトガル代表に1-0で勝利するなど、今大会で旋風を巻き起こしてきた。
選手たちでなく、サポーターも注目を集めており、日本のサポーターが発端で話題になった“ゴミ拾い”を試合後に継続して行なっているのだ。モロッコサポーターであるサーダ・ビドさんがインスタグラムを通じて、スタジアムでの清掃活動を投稿しており、サッカー専門サイト「433」が動画を紹介していた。
韓国紙「朝鮮日報」も、モロッコのサポーターたちはグループリーグ初戦(クロアチア戦)からベスト8までの全5試合、試合後にスタンドのゴミ拾いを実施してきたことを紹介。また、ビドさんが「モロッコのファンはフランスとの準決勝後もゴミ拾いを止めない」と約束したという。
そのなかで、記事では「日本サポーターの影響を受けた」「日本が素敵な風潮を広げた」という主張がある一方で、「日本の影響? アラブ諸国でもゴミ拾いは当然のことで、文化の一部だ」「当然のことをしているだけ」という声にも触れており、「日本の影響論に疑問が上がっている」とも締めくくっていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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