【W杯】英代表監督は「常にイングランド人であるべき」 元リバプール主将のツイートに賛否

イングランド代表のギャレス・サウスゲート監督【写真:ロイター】
イングランド代表のギャレス・サウスゲート監督【写真:ロイター】

ジェイミー・キャラガー氏、サウスゲート監督退任の可能性を受け持論ツイート

 イングランド1部リバプールの元キャプテンで、現在は解説者として活躍するジェイミー・キャラガー氏がイングランド代表のギャレス・サウスゲート監督退任の可能性が報じられた一件へ言及。後任候補として外国人監督の名前が複数挙がっているなか、「イングランドの監督は常にイングランド人であるべきだ」と持論を展開している。

 イングランドはカタール・ワールドカップ(W杯)で決勝トーナメントに駒を進めたが、準々決勝で前回王者フランス代表に1-2で敗れた。2016年からチームを率いるサウスゲート監督は2024年まで契約を残すが、退任を検討しているとも報じられている。

 退任した場合に後任としてイングランド1部トッテナムやフランス1部パリ・サンジェルマンで実績のあるアルゼンチン人のマウリシオ・ポチェッティーノ氏、今年9月までイングランド1部チェルシーを率いていたドイツ人のトーマス・トゥヘル氏、そしてイングランド1部レスター・シティの現指揮官で、北アイルランド出身ブレンダン・ロジャーズ監督らの名前が浮上している。

 しかし、そうしたなかでキャラガー氏は自身のツイッターで「イングランドの監督は常にイングランド人であるべきだ」と投稿。元イングランド代表DFのサウスゲート監督が退任する場合、後任も自国出身の監督に任せるべきと主張した。

 イングランド代表の歴代監督はその大半がイングランド国籍。2001年にスウェーデン人のスヴェン・ゴラン・エリクソン氏が初の外国人監督を務め、07年から2012年にはイタリア人のファビオ・カペッロ氏も2人目の例となったが、国際大会ではなかなか結果の出ない時期が続いた。この10年間はロイ・ホジソン氏(2012~16年)、サム・アラダイス氏(16年)、サウスゲート監督(16年~)と常にイングランド人がチームを率い、サウスゲート監督の下では欧州選手権(EURO)準優勝、ロシアW杯ベスト4と躍進した。

 キャラガー氏のツイートに対して意見に同意するファンもいる一方で、「プレミアリーグで優勝したイングランド人監督は何人いる?」「イングランドをチャンピオンにできるポテンシャルがある監督はいるか?」といった意見や、今夏に欧州選手権で初優勝したイングランド女子代表を率いているのがオランダ出身のサリナ・ヴィーフマン監督であることからイングランド人にこだわる必要がないことを指摘する声も挙がるなど大きな反響を呼んでいる。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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