“飽くなき挑戦者”太田宏介を支える妻の存在 コロナ禍の豪州生活を乗り越えて強まった絆
オーストラリアでのコロナ禍の生活は食事にも細心の気配り
――オーストラリアのパース・グローリーに在籍していた2020年末から2022年夏はコロナ禍でもありました。やはりスーパーに行って、食材を確保するのも大変でしたか?
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太田「大変でした。特に今年1月から3月にかけての2か月弱は家族とともにアウェー遠征で、ホテルで3食は出るんですけど、サンドイッチやパスタだけみたいな簡素なものばかりで(苦笑)」
福間「文化とか食生活が全然違うので、今まで和食中心だった生活からすると結構キツかったです」
太田「『郷に入っては郷に従え』とは言いますけど、アスリートとして譲れない部分はあって、今まで食べてきた日本食も食べたい。隔離中のホテルでも上手く工夫してやりくりしていましたし、そういうのを一緒に経験して、強くなりました」
福間「お米は持っていってたね」
太田「(宅配サービスの)『Uber』で頼める日本食と上手く合わせながら、僕や子供にも常に日本食を用意してくれていました。サッカーを通じて、家族と試練を乗り越えていって、その中の1つとして食事面もサポートしてもらえるのはすごく心強いです」
――2019年7月にお子さんが生まれて、食事作りに変化はありましたか?
福間「まだ3歳で、好き嫌いが結構あるので食べられるものは限られているんですけど、ジャンキーなほうではないので、基本的には宏介のメニューから取り分けて一緒に食べています。子供に合わせてという意味では、カレーは完全に甘口です。味付けも濃くしすぎず薄めで、香辛料も控えめにして、必要なら少し足すくらいのシンプルな感じが多くなりました」
太田「FC町田ゼルビアは練習後に昼食が出ます。でも、オーストラリアの時は出なかったので、練習が終わってもう正午頃に帰ってきて、僕用と子供用の御飯は分けてもらっていたね」
福間「私たちはもともと早寝早起きしたいタイプだったから、子供が生まれてからも生活面は変わらずで、夜9時半とか10時ぐらいになったらソワソワし出して、11時になったら早く寝なきゃという感じ。子供がいるからすごく大変とか変わったことは、今のところないですね」