【W杯】イングランド敗退なのに観戦イベント!? トッテナムが犯した「皮肉な失敗」に英紙冷ややか
トッテナムがサポーターに向け準決勝観戦イベントのメールを誤送信
イングランド代表は現地時間12月10日、カタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝でフランス代表と対戦し、1-2で敗れて大会を去ることになった。選手層の厚さなどを理由に英国内外で優勝候補の呼び声が高かったがゆえなのか、敗退後は思わぬアクシデントも起きてしまったようだ。英紙「デイリー・メール」が報じている。
前半17分にフランス代表MFオーレリアン・チュアメニの豪快なミドルシュートで動いたこの試合。後半に入ると両チームとも攻撃的な姿勢を見せたことでオープンな展開になるなか、イングランドはFWブカヨ・サカが得たPKをハリー・ケインが沈めて同点に。
その後は何度かイングランドが決定機を迎えるも決めきれず。すると、フランスは後半33分に左サイドからMFアントワーヌ・グリーズマンがクロスを入れると、FWオリビエ・ジルーがヘディングで豪快に叩いて勝ち越しゴール。2-1とリードを奪った。
イングランドはその数分後、MFメイソン・マウントが相手DFテオ・エルナンデスに倒された場面でビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定の末にPKを獲得。しかしケインがこれを外し、フランスがそのまま逃げ切った。
英国内では2本目のPKの場面で同点、さらには逆転への機運が最高潮に達しただろう。ベスト4進出への光が見えたというサポーターたちも多かったはずだ。そのせいか、イングランド代表の敗退決定後に思わぬアクシデントが発生している。
「デイリー・メール」紙によると、イングランド1部トッテナムはイングランド代表対フランス代表の試合終了から数時間後、サポーターに向けてW杯準決勝“パブリックビューイングイベント”をトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行うとメールで告知。もちろん当初はイングランド代表を応援するために設けられたイベントだったが、チームが敗退したことで当然ながら“幻”に。
にもかかわらずイベントの招待メールが誤送信されたことについて、同紙は「2300万人が試合を視聴していた一方で、試合結果はトッテナムのマーケティング部門に届いていなかったようだ」「ケインが同点の場面でミスしただけに皮肉な失敗」などと冷ややかに伝えている。
(FOOTBALL ZONE編集部)