岡崎が“脱キャプテン長谷部”の必要性を説く 「長谷部さんに頼り切りでは前には進めない」
ブンデスリーガでもまれた岡崎の主張、「気持ちの強さが勝敗を分ける」
日本代表FW岡崎慎司(マインツ)が代表チームの成長のために“脱キャプテン長谷部”を主張した。
ホンジュラス戦を控えた13日の代表練習開始前の円陣で、ハビエル・アギーレ監督は長谷部をキャプテンに任命した。これについて岡崎はこう語気を強めた。
「主将がハセさん? そこに関して、僕はみんなが主将になれる可能性を秘めていると思っている。そうでないとチームが強くならない。長谷部さんに頼り切りになると、前には進めない。監督が決めたキャプテンはハセさんかもしれないけど、みんながキャプテンの気持ちでやらないといけない。ときには誰かが活を入れないといけない。気づいた時にリーダーシップを示すべき、それはマインツにも足りない。プレーで引っ張れればいい。気持ちの強さが勝敗を分けると思う」
2010年からキャプテンを任されてきた長谷部だが、岡崎はピッチ上の誰もがリーダーシップを発露すべきだと感じている。チームを牽引する役割を長谷部だけに託している状況ではチームとしての進歩はないと見ているようだ。
今季開幕直後に不振だったマインツのチーム状況からも、責任感の共有が重要だと痛感している岡崎。ブンデスリーガでゴールを量産している男の言葉には、強靭なメンタル面を有するドイツでもまれた成長の跡が見えた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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