“海外組依存”脱却へ! J屈指の決定力・小林悠がイラク戦で初ゴール誓う
日本人トップタイ15得点の自信胸に「動き出しでチャンスを」
日本代表においてヨーロッパでプレーする前線の選手たちが軒並みポジションを失って出場機会を得られていない中で、Jリーグ得点ランキングで日本人トップタイの15得点を挙げている小林悠(川崎)は、「海外組に頼る気持ちを持ってはいけない」と決意を語っている。
ワールドカップアジア最終予選を6日にホームでイラク代表、11日にアウェーでオーストラリア代表と戦う日本代表は、3日に埼玉県内で調整した。日本時間で3日未明に所属チームのゲームがあったFW本田圭佑(ACミラン)やDF長友佑都(インテル)などが合流していない中で、国内組と清武弘嗣(セビージャ)はボール回しやランニングで体を動かした。清武らとともに汗を流した小林には、前線で出場のチャンスが訪れる可能性は少なくない。
ハリルジャパンの前線は台所事情が苦しい。所属チームでコンスタントに出場機会を得ている海外組はFW原口元気(ヘルタ)とFW浅野拓磨(シュツットガルト)のみという状況で、さらにFW武藤嘉紀(マインツ)とFW宇佐美貴史(アウクスブルク)が負傷により招集を辞退した。9月6日のタイ戦で残り5分から途中出場した小林の重要度は高まってきている。
「メンバーを選ぶのは監督なので、出た時をイメージして準備するだけです。先発で出られれば長い時間できるのでアピールできるし、得点のチャンスもあるけど、途中出場でもしっかり準備するのは同じ。特に意識せずにやりたい。チームがリードしている時は守備から、得点がほしい場面なら裏に飛び出してゴールを決めること。監督の意図とチームの状況を考えてプレーしたいです」
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