「ピッチの上で自分たちの価値を証明すべき」 停滞感漂うハリルジャパンに主将の長谷部が喝

軒並みクラブでレギュラー落ちの主力組

 6日のロシア・ワールドカップアジア最終予選イラク戦に臨む日本代表は3日、埼玉県内でトレーニングに臨んだ。練習後、主将を務めるMF長谷部誠(フランクフルト)が取材に応じ、出番に恵まれないMF香川真司(ドルトムント)、FW本田圭佑(ACミラン)らの現状について「信頼に応えるのは監督から選ばれた選手の使命」と、苦境にある主力選手たちを鼓舞しようと努めている。

 この日の練習は計20選手が参加。すでに合流していたMF清武弘嗣(セビージャ)はランニングやボール回しで汗を流す一方で、合流直後の長谷部やMF香川真司(ドルトムント)、FW原口元気(ヘルタ)らは別メニュー調整となった。「コンディションを取り戻すためにやっていこうという感じでした」と語ったキャプテンは、ヨーロッパから日本への移動について質問されると、長年の経験を踏まえてこう話している。

「個人的なことで言えば長い間やっていますし、年齢を重ねているので 自分の体と向き合っています。ただ、試合間隔に関しては中4日あるので、そんなに問題にないと思ってやっていますね。明日(試合2日前)にならないと全員がそろわないのは前回も経験しています。そこは戦う上、勝負する上では言い訳にはできないし、限られた時間の中で個人としてもチームとしても調整してやっていきたい」

 現在の海外組で大きな懸念となっているのが、所属するクラブで出場機会に恵まれていない選手が大量に存在する点だ。原口や酒井宏樹(マルセイユ)、酒井高徳(ハンブルガー)らはレギュラーを確保している。その一方で、長年にわたって日本代表を支えてきた香川、本田、DF長友佑都(インテル)、そして今季セビージャに移籍した清武といった面々はサブに回ることが多く、ベンチすら外れるケースも起きている。

 

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