【W杯】ベスト8敗退のC・ロナウド、恋人がベンチスタート起用に不満 「ひどい決断」「私たちは今日負けていない」

C・ロナウドが失意の敗戦【写真:ロイター】
C・ロナウドが失意の敗戦【写真:ロイター】

恋人ジョージナ・ロドリゲスさんがインスタグラムのストーリーで言及

 ポルトガル代表は現地時間12月10日、カタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝でモロッコ代表と対戦して0-1で敗戦。モロッコにアフリカ勢として史上初のW杯ベスト4進出を許したなか、これが最後のW杯と目されるFWクリスティアーノ・ロナウドは自身5大会目でも決勝トーナメントでゴールを挙げられなかった。ロナウドの恋人ジョージナ・ロドリゲスさんは、ベンチスタート起用に怒りを示している。スペインのラジオ局「カデナ・セール」が伝えた。

 試合は立ち上がりから徐々にポルトガルがボールを持つ時間が長くなった。しかし、モロッコの最終ラインに崩れる気配はなく、むしろ鋭いカウンターを繰り出すことでゴールに迫る回数はモロッコのほうが多い展開になった。

 そして迎えた前半42分、モロッコは左サイドからゴール前にクロスを入れるとFWユスフ・エン・ネシリが驚異的なジャンプ力を見せて高い打点でのヘディングシュートを叩き込んで1-0とリードして前半を終えた。

 ポルトガルは後半6分にDFジョアン・カンセロとロナウドを交代で投入。ポルトガルが押し込んでいくと、モロッコの守備陣は前半のような余裕のある応対ができなくなる。後半19分にはゴール正面からMFブルーノ・フェルナンデスが決定機を迎えるもののシュートは枠外に飛んだ。

 完全に攻めるポルトガル、守るモロッコという構図になった試合はハーフコートゲームのようになったものの、モロッコ守備陣が集中したプレーを見せてポルトガルにゴールを許さず。モロッコがこのまま1-0で逃げ切った。

 決勝トーナメント1回戦に続き、ベンチスタートだったロナウドは、ベスト8敗退が決まると足早にピッチをあとにしたが、テレビ中継では目頭を押さえ、涙しながらロッカールームへと向かう様子が海外メディアでも注目された。

 ロナウドの恋人であるジョージナ・ロドリゲスさんはインスタグラムのストーリー(24時間で自動削除される写真・動画)で、「監督はひどい決断をした。彼が試合に出た時、すべてが変化したのを人々は見たはず。でも、遅すぎました。彼は世界最高の選手で、最も強力な武器。それに値しなければ、立ち上がることもできない。人生は私たちに教訓をくれる。私たちは今日、負けていない。学んだの。私たちはあなたを尊敬しているわ、クリスティアーノ」と、起用への不満とロナウドへの労いの言葉を綴っていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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