モロッコがポルトガルを1-0で撃破、アフリカ勢史上初のW杯ベスト4へ

　現地時間12月10日に行われたカタール・ワールドカップ（W杯）準々決勝でモロッコ代表とポルトガル代表が対戦し、1-0と勝利したモロッコがアフリカ勢として史上初のW杯ベスト4に駒を進めた。FWユスフ・エン・ネシリが決めた衝撃ジャンプからの決勝ゴールを海外メディアが称賛している。

　試合は前半42分、モロッコが左サイドからゴール前にクロスを入れるとFWユスフ・エン・ネシリが驚異的なジャンプ力を披露。飛び出した相手GKが伸ばした手よりも高い打点で打ち付けるヘディングシュートを放ち、圧巻の先制ゴールを決めた。

　劣勢のポルトガルは後半6分、DFジョアン・カンセロとFWクリスティアーノ・ロナウドを同時投入して反撃。主導権を握られたモロッコは粘り強い守備からカウンターを狙い続け、そのまま1-0で逃げ切った。

　各国メディアは歴史的勝利に導いた決勝ゴールに注目。英メディア「スポーツバイブル」は「エン・ネシリは物理法則を無視し、クリスティアーノ・ロナウドのプレイブックに載っているような跳躍を見せた」と絶賛した。

　また衛星放送「FOXスポーツ」は「エン・ネシリがとんでもないヘディングシュートを決めた」と伝え、ルーマニアのテレビ局「Digi Sport」も「エン・ネシリ、“C・ロナウド級”ゴールを決めて歴史に名を刻む」と言及。異次元の跳躍から決めたヘディングシュートに反響が広がっている。