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「俺に蹴らせろ!」 韓国代表エースがPKキッカーを巡りトットナム同僚と一触即発 指揮官は…
最終的にPK失敗も「大きな問題にはしない」
トットナムは2日、プレミアリーグ第7節でマンチェスター・シティをホームに迎え2-0と勝利を収めた。今季公式戦で11戦無敗(10勝1分)だったシティに土をつける会心のパフォーマンスを見せた一方、試合中にMFソン・フンミンとMFエリック・ラメラの間でいざこざが生じていた。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
前半を2-0で折り返したトットナムは、後半20分にMFデレ・アリがボックス内で倒されPKを獲得。この試合では通常PKキッカーを務めているFWハリー・ケインが負傷で欠場していたため、ラメラが代役として名乗りを上げた。しかし、そこに待ったをかけたのがソン・フンミンだった。
ボールを手に持ち、ペナルティースポットに向かおうとするラメラの行く手を遮ると、ボールを自分に渡すよう要求。ラメラはそれを断りソンを振り切ろうとするが、なかなか折れることなく、キッカーを巡る抗争で険悪なムードが流れてしまう。最終的にラメラが蹴ることになったが、結果的にPKはシティのGKクラウディオ・ブラーボの好セーブに遭い、失敗に終わった。
この一連の騒動について、マウリシオ・ポチェッティーノ監督は「どんなチームでも起こることであり、PKは誰でも失敗しうるものだ。分析はするが、大きな問題にはしない」とコメント。勝ち点3を得たことで、このPK失敗が勝負の分かれ目になることがなかったため、指揮官も特別に取り上げることはしないという。もっとも今回と同様のケースが今後生まれた場合、ラメラが一度失敗しているだけに、次こそはソンがPKキッカーを務めることが叶うのかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images