この理想布陣が見たい 日本代表、2026年W杯に向けて「アップデートが必要」なポジションは?

日本代表2026年W杯に向けた理想布陣【画像:FOOTBALL ZONE編集部】
日本代表2026年W杯に向けた理想布陣【画像:FOOTBALL ZONE編集部】

酒井、吉田、長友とベテランが多かった最終ラインはどうなる?

 カタール・ワールドカップ(W杯)でドイツ代表、スペイン代表を破り、グループEを首位通過した日本代表。しかし、決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表にペナルティーキック(PK)戦の末に敗れて、初のベスト8進出を成し遂げることはできなかった。

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 目標を達成できなかった日本は、再び4年後にアメリカ、メキシコ、カナダの3か国で共同開催されるW杯に向けて動き出すことになる。しかし、複数のポジションで選手の入れ替えが必要になるだろう。まずは2年後にカタールで開催されるアジアカップが目標となるため、4バックでの4-2-3-1を想定して、「この布陣で戦う日本が見たい」という視点で選手選考をしていく。

 今回のカタールW杯の日本代表では、守備的なポジションにベテランが多かった。特にGKは川島永嗣(ストラスブール)を筆頭に、権田修一(清水エスパルス)、シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)と全員が30歳以上。レギュラーをシュミット・ダニエルに移行するにせよ、若手の台頭が期待されるポジションだ。

 また、最終ラインでは右サイドバック(SB)のDF酒井宏樹(浦和レッズ)、センターバック(CB)を務めたキャプテンのDF吉田麻也(シャルケ)、左SBのDF長友佑都(FC東京)が4年後もメンバー入りできるとは考えにくい。右SBのバックアップとなっていたDF山根視来(川崎フロンターレ)は現在28歳で4年後も狙えるが、日常的に海外で経験している選手の台頭が欲しいところ。今大会のメンバー入りを逃したDF菅原由勢(AZアルクマール)、DF室屋成(ハノーファー)、DF橋岡大樹(シント=トロイデン)らの飛躍に期待が懸かる。

 CBは、今大会でも活躍を見せたDF冨安健洋(アーセナル)とDF板倉滉(ボルシアMG)の2人が軸となっていくだろう。4バックの場合は、吉田もその能力を高く評価するこの2人が十分に役割を務めてくれるはずだ。3バックにする場合は、もう1人、強さのあるDFが必要になるが、DF伊藤洋輝(シュツットガルト)が第一候補となる。カタールW杯ではコスタリカ戦(1-1)に出場しており、その経験を今後につなげてくれるはずだ。また、中盤の人材が多いことを考えると、MF遠藤航(シュツットガルト)をコンバートするプランも試していいかもしれない。

 左SBには、今大会のメンバーにも選ばれていたが、右アキレス腱を損傷して辞退となったDF中山雄太(ハダースフィールド・タウン)に期待が懸かる。現時点で、イングランドで日常を過ごせている点も4年後にはポジティブだろう。大卒1年目で川崎のレギュラーとなったDF佐々木旭も、今後は代表に選ばれてくるのではないだろうか。

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