【W杯】オランダのトリックプレー弾に元英代表DFも狂喜乱舞 「今回のW杯は狂っている」
元イングランド代表DFファーディナンド氏は「オーマイガー!」と絶叫
波乱続きのカタール・ワールドカップ(W杯)。現地時間12月9日に行われた準々決勝のオランダ代表対アルゼンチン代表の試合では、アルゼンチンの勝利目前でオランダがトリックプレーを繰り出して劇的な同点弾を挙げた。元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏はゴール直後、ツイッターに「今回のW杯は狂ってる」と狂喜乱舞の様子を投稿した。
アルゼンチンが2点を先行したこのゲームだが、試合終盤にパワープレーを仕掛けたオランダが追撃。後半38分と同アディショナルタイム11分に途中投入のFWボウト・ベグホルストがゴールを決めて、延長戦に持ち込んだ。
特にオランダの2点目のゴールは劇的だった。ゴール正面、ペナルティーエリアのすぐ外でフリーキック(FK)に対し、アルゼンチンは壁に人数をかけFWリオネル・メッシはグラウンダーのボールを防ぐために壁のうしろに寝た。その状況でオランダはジャンプする壁のすぐ横にグラウンダーのパスを選択し、これを受けたベグホルストが左足で蹴り込んで土壇場の同点ゴールになった。試合は2-2で延長戦へ突入した。
ファーディナンド氏はゴール直後にツイッターを更新。スタンドから撮影したゴールシーンの動画を公開し、「オーマイガー! なんてゴールだ」と狂喜乱舞。「今回のW杯は狂っている」と、波乱続きの大会でダメ押しのように起きた驚きの展開に叫び声を上げずにはいられなかったようだ。
オランダのトリックプレーは、1998年のフランスW杯でアルゼンチンがMFファン・ベロンからMFハビエル・サネッティへのパスでイングランドを相手に決めたプレーによく似たもの。イングランドを下したアルゼンチンがそのプレーの餌食になったこともファーディナンド氏の興奮ぶりに拍車をかけていたのかもしれない。
page1 page2