【W杯】「揺れることもない」 大会を陰で支える“Made in Japan”のメトロが利用者から大絶賛の訳
W杯終了後もメトロは人々の生活を豊かに
このメトロは多くの人に好意的に受け入れられている。ブラジルからやって来たサポーターのカルロスさんとルッソさんも、メトロに魅了された。カルロスさんは「本当に快適だったよ。メイド・イン・ジャパンなのか! さすがだね。素敵だし、椅子もとっても座り心地が良かった」と絶賛した。ルッソさんも「私も大好き。とても美しい。カタールの1つの魅力だと思うわ。メイド・イン・ジャパンとは知らなかったけれど、おめでとう!」と、絶賛した。
世界中から集まっているファンにとって、重要な交通手段となっているメトロ。無人で運行されているため、先頭車両に座ると運転手になったような視点で見られることも、大きな魅力だ。
カタールは、今回のW杯に向けてかなり力を入れており、W杯一色になっている。逆にW杯が終わったあとについて「FIFAフィニッシュ、カタール・フィニッシュ(W杯終了とともに、カタールも終わりだ)」と嘆く人もいるが、このメトロは人々の生活を豊かにしそうだ。
フィリピンから来ているカタール在住の学生のノーイさんとマイさんは、メトロができたことで生活が便利になったと言う。ノーイさんは「W杯が終わったら、国としてかなり後退しちゃう気がする。でも、何かしらで盛り上げてほしい。それにメトロはとても素晴らしい。W杯の開催が決まる前までは、メトロがなくて移動が不便だったの。でも、メトロができてすごく便利になり、安価で移動できるようになったわ。毎日使っているわ」と、話す。マイさんは「私もメトロが好き。メイド・イン・ジャパンなのよね? 日本とは縁があって、私の両親はドラゴンボールが好きで、その登場キャラクター(ピラフ一味のメンバー)からマイって名付けられたの。だから、私もメトロが人々の生活を助けてくれて嬉しいわ」と、喜んだ。
カタールW杯が終わってからも、メトロは人々の生活を支えていくことになりそうだ。