【W杯】「カタールを離れる!」 ロナウドの脅迫報道をポルトガル連盟が否定「一切なかった」

ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド【写真:ロイター】
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド【写真:ロイター】

16強のスイス戦でスタメン外、ロナウドがチーム離脱と噂に

 これもスターの宿命か。カタール・ワールドカップ(W杯)に出場しているポルトガル代表を管轄するポルトガルサッカー連盟(FPF)は、キャプテンのFWクリスティアーノ・ロナウドに関する報道を否定した。

 今大会の初戦となったガーナ代表戦で、史上初のW杯5大会連続ゴールをマークしたロナウドだが、グループ第3戦の韓国代表戦では後半20分に交代を命じられると、口に人差し指を当てて何かを口にした。その後、ロナウドは「早く交代するようにと言った韓国の選手に対して反論した」と話したが、ポルトガル紙「レコルド」などは、この時の言葉を解析し、早期交代を命じたフェルナンド・サントス監督への文句だったと報じた。

 サントス監督は、このロナウドの行為についてラウンド16のスイス代表戦の前日会見で問われると、「映像を見たか? 見た。好ましくない。まったくもって好ましくない。良くないものだ。本当に良くない。だが、あの瞬間から、この事柄はすべて片付いた。これはドアの向こうで解決される問題であり、解決済みだ。これに関する話は完全に終わり、チームは明日の試合に準備ができている」と、語った。

 そのスイス戦、今大会初めてロナウドはベンチスタートとなり、代役で出場したFWゴンサロ・ラモスがハットトリックを達成。ロナウドは後半29分に投入されたが、試合終了とともに、足早にロッカールームへと消えていった。

 その後「レコルド」やスペイン紙「マルカ」は、「ロナウドがカタールを離れるとポルトガル連盟を脅迫した」と報道。しかし、これに対してFPFは「ロナウドがフェルナンド・サントス監督との会話の中で、ポルトガル代表を離れると脅迫したという報道があった。PFPは、代表チームのキャプテンであるクリスティアーノ・ロナウドがカタールでの大会期間中にチームを離れると脅迫した事実は一切ないことを明確にする」と、声明を発表した。

 ポルトガルとスイスの試合でも、ロナウドが試合に出場していない時間帯もスタンドからはロナウドの出場を求める声が挙がっていた。ラモスが今大会第1号のハットトリックを成し遂げた直後であり、準々決勝のモロッコ代表戦に向けて、サントス監督は難しい決断を迫られることになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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