【W杯】日本選手の明暗…「交代してほしくなかった」「不完全燃焼」の評価は? 金田喜稔がクロアチア戦出場の全16人を採点

南野は「雰囲気にのまれていた」 分析されていた三笘は見せ場を作ったが…

<途中出場>
■三笘 薫(ブライトン)=★★★☆☆(3つ星)
←後半19分IN
 相手に完全に分析されていた感がある。あれだけ活躍していればマークされるのも当然。相手の三笘対策を上回るサポートをチームとしてできなかったのが痛かった。そのなかでもドリブル突破などで見せ場は作り、脅威を与えていたが、決定的な仕事はできなかった。

■浅野拓磨(ボーフム)=★★★☆☆(3つ星)
←後半19分IN
 20歳のDFグヴァルディオルに苦戦を強いられていた。スピードでも互角で、球際でも強く、浅野の良さを出し切れずに終わった印象。ボールキープもままならず、相手ゴールまで迫り切れなかった。

■酒井宏樹(浦和)=★★★☆☆(3つ星)
←後半30分IN
 守備重視でプレーするなか、球際での強さや粘り強い対応が光った。ただ、攻撃面での上積みに乏しく、活性化をするまでには至らず。怪我明けの影響もあったのか、ダイナミックなプレーは見られず。

■南野拓実(ASモナコ)=★★★☆☆(3つ星)
←後半42分IN
 献身的な守備は見せたものの、攻撃面で何かできたかと言えば何もできず、不完全燃焼に終わった。相手からすれば、そこまで怖さが感じなかったように思う。PK戦、1人目で失敗したのは、その後の流れを考えると影響が大きかった。雰囲気にのまれていた。

■田中 碧(デュッセルドルフ)=※採点なし
←延長後半0分IN
 難しい状況のなかで投入され、ガラッとゲームを変えることはできなった。今大会乗っている選手の1人であり期待感はあったが、あの緊迫した展開だとリスクを冒すのは難しいか。

金田喜稔

かねだ・のぶとし/1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

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