ベンチ要員のミラン本田に新境地! モンテッラ監督「左ウイングで練習中」

「日本のファンはいつ、どの位置で見れる?」の質問に指揮官対応

 ACミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、今季開幕6試合で19分間の出番に終わっている日本代表FW本田圭佑について「左サイドで起用できるか見極めたい」と起用法の変更を示唆している。

 開幕6試合連続で先発落ちという異常事態に陥っているミランの背番号10・本田について、記者会見で若き戦術家はこんな質問をされた。

「日本のファンは本田のプレーを見たがっているが、いつ、どこのポジションで彼のプレーを見ることができるのか?」

 本田の今季出場時間は、チームが消化した6試合・540分間中でわずか19分間。イタリアメディアからパンキナーロ(ベンチ要員)という有り難くない異名を付けられた通りの苦境だが、「そのポジションは今、スソとの競争で、スソがプレーするのが正しい選択だと考えている」とバッサリ切り捨てた。

 右ウイングではU-21スペイン代表MFスソの控えという立ち位置を改めて強調した一方で、「本田は4-3-3のウイングも4-4-2のサイドMFもできるから、少しづつ左サイドで同じ成果を上げたいと思っている。練習しているところだ」と語った。

 左利きの本田はこれまで右サイドで出番を得ており、中央に切れ込むプレーが期待されていた。だが、練習では左サイドでのプレーをテストされるようになったという。もっとも、指揮官はインサイドハーフやトップ下、ボランチなど中央での適正はないと見ているようだ。

 

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