鎌田はマークにずれを生じさせる場面が散見、失点シーンでも寄せが甘く…

＜MF／FW＞
■守田英正（スポルティング）＝★★★☆☆（→延長ハーフタイムOUT）
　最終ラインと前線のつなぎ役として奮闘。相手のプレスを受けながらもしっかりと、個人でボールを保持して味方につなぎ、円滑なボール回しを可能にした。相手に速攻を受けるような形でボールを失うこともあったが、森保監督が掲げたマイボールを大事にするプレーを体現しようとした。

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■遠藤　航（シュツットガルト）★★★★☆
　2試合ぶりの先発出場で、かなり状態も良さそうだった。最終ラインの前で何度も良い形でボールを奪取して、攻撃につなげる。前半32分にボールを運んでから縦パスを通した場面を含め、この試合では何度もチャンスにつながりそうな縦パスをつけた。こぼれ球も多く回収。後半13分のミドルシュートが決まっていれば、これ以上ないゲームだった。

■伊東純也（スタッド・ランス）＝★★★★☆
　守備時には5バックのようになるため、かなり低いところからプレーをしなければいけなかった。それでも推進力を何度も示して相手の脅威になり、ファウルを多く誘発した。さまざまなポジションでプレーして、ゴール前に決定的なクロスも送ったが、惜しくも味方に合わず。失点の場面では相手をマークしきれなかった点だけが悔やまれる。

■鎌田大地（フランクフルト）＝★★☆☆☆（→後半30分OUT）
　身体が重いように見えた。過去3戦よりもボールを受ける回数が増えたものの、前半41分のシュートミスなど、ボールを受けてからのプレーで期待に応えることはできず。守備面でも対応が遅れてマークにずれを生じさせる場面が散見され、失点シーンでも寄せが甘くなった。

■堂安　律（フライブルク）＝★★★★☆（→後半42分OUT）
　コスタリカ代表戦以来の先発出場。闘う姿勢を前面に出して相手のボールに食らい付いた。右サイドの低い位置から上がってくる伊東の動きを使い切れなかったり、1トップの前田とも呼吸が合わない場面があった。それでも先制ゴールの際には、セットプレーからゴール前にクロスを入れて得点に絡んでいる。

■前田大然（セルティック）＝★★★★☆（→後半19分OUT）
　ハイプレスに加えて、相手の背後から忍び寄るようにボールを奪いに行く守備面での貢献度は抜群。攻撃面では味方と合わない場面も多く、伊東のクロスに対してニアサイドに走り込めないなど、なかなかシュートまで持っていけなかった。ポストプレーでもボールが収まらなかったが、こぼれ球に反応して先制ゴールを記録した。