【W杯】森保ジャパン、クロアチア戦出場全16選手「パフォーマンス査定」 奮闘光った9人が4つ星評価…最低評価の3人は?
クロアチア代表戦の出場メンバー16選手を5段階査定
森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は、12月5日にカタール・ワールドカップ(W杯)ラウンド16でクロアチア代表(同12位)と対戦した。W杯で3度目の対戦となる相手に対し、日本は今大会初めての先制点を挙げたがリードを守り切れず。PK戦の末に敗れて、カタールでの挑戦を終えた。
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グループリーグでは優勝候補のドイツ代表とスペイン代表を抑えて、グループEを首位通過した日本。決勝トーナメント1回戦では、前回大会の準優勝チームと対戦することになったが、チームは自信を持って臨み、前半から積極的にクロアチアのゴールに迫った。
FW前田大然(セルティック)がセットプレーのこぼれ球から先制点を挙げ、チームが目標に掲げていた「新しい景色」を見るところに近づいたものの、後半に同点に追い付かれると、その後は両チームともに得点を挙げられず。1-1のまま迎えたPK戦では4人中3人が相手GKにシュートを止められてしまい、4年に一度の挑戦は幕を閉じた。
ここではクロアチア戦の各選手たちのパフォーマンスを振り返るべく、選手を5段階評価(最高が五つ星★★★★★)で査定する。(取材・文=FOOTBALL ZONE特派・河合 拓)
◇ ◇ ◇
<GK>
■権田修一(清水エスパルス)=★★★★☆
相手に押された冨安のバックパスがズレた前半8分のピンチで1対1を落ち着いて抑えた。後半18分の場面でも強烈なシュートを枠外に弾き出して、逆転を許さず。精度の高い相手のセットプレーに対しても安定した守りを見せてゴールを守った。PK戦ではセービングこそできなかったが、相手のシュートミスを1本誘発している。
<DF>
■谷口彰悟(川崎フロンターレ)=★★★★☆
スペイン戦に続いて、連続出場を果たす。良い形でシュートに行けた前半3分のヘディングは枠に飛ばしたかった。守備では相手に仕事をさせることなく、120分間を通して安定感のあるプレーぶり。攻撃面でも最終ラインでの落ち着いたボール回し、中盤へのフィードとJリーガーも戦えることを示すプレーを見せた。
■吉田麻也(シャルケ)=★★★★☆
最終ラインを統率しながら、相手のロングボールをはじき返す。相手のセンターフォワードを務めたブルーノ・ペトコビッチを見張り、決定的なプレーを許さなかった。前半の終盤に足を痛めたが、120分間にわたって最後尾からチームを支え続けた。アバウトなパスで相手にボールを渡す場面もあったが、奮闘が目立った。
■冨安健洋(アーセナル)=★★★★☆
前半26分に吉田の背後に巻くようなボールを入れられた時も、抜群のランニングでしっかりとカバーリングして相手のチャンスを潰すファインプレー。この場面を含めてカバーリング、1対1の対応と守備では仕事した。攻め上がった際にはチームメイトとの連係が悪い場面もあったが、あらためて能力の高さを随所に見せた。
■長友佑都(FC東京)=★★★★☆(→後半19分OUT)
今大会で最長となる64分間プレーした。前半からアグレッシブに戦う姿勢を見せたチームのなかで、積極的に高い位置を取ってパスを受けたがチャンスは作れなかった。サイドで堅守を見せて、縦への突破を許さず。逆サイドから攻められた時のカバーリングも光った。