J史上6人目の金字塔達成もあくまで通過点… 浦和主将が見据えるタイトル奪取への思い
「何よりも勝ったのが一番」
そうした思いもあるが、変わらないものは「とにかくチームのために」という精神だ。前節のサンフレッチェ広島戦で499試合出場となり、500試合出場にリーチをかけた後も「チームが勝つのが大事なんで、それ以外はいいかなと。そっとしておいてください」と笑っていた。自分の記録よりもチームの結果を第一に考える精神は、この偉業を達成した試合の後も変わることがなかった。
「やっぱり勝たないと何事も良くないので。そういった意味では、皆さんにおめでとうと言ってもらうけど、チームが勝ち点3を取れたことの方がうれしい。何よりも勝ったのが一番、それが良かった」
誰からも慕われる浦和のキャプテンは、節目の試合を勝利で飾ったことを笑顔で噛みしめていた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images