1-1のまま90分で決着付かずPK戦へ突入　日本は3人が失敗し大会から姿を消す

　日本代表は現地時間12月5日、カタール・ワールドカップ（W杯）の決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦。1-1の同点で迎えた延長PK戦で1-3と敗れ、大会から姿を消した。試合後、森保一監督は「選手たちは新時代を見せてくれた」と、健闘を称えた。

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　日本は前半終了間際の43分、右コーナーキックからショートでつなぎ、MF堂安律が角度を作った状態から中央へクロス。そのこぼれ球をFW前田大然が蹴り込み、先制点を奪った。しかし後半10分、シンプルなアーリークロスからFWイバン・ペリシッチにヘディングシュートを決められ、1-1の同点のまま90分を終えた。

　延長戦でも互いに勝負を決めるゴールを生み出すことはできず、勝負の行方はPK戦へ。先攻の日本は1人目のMF南野拓実、2人目の三笘薫が失敗。4人目のDF吉田麻也もセーブされ、1-3で敗れて敗退となった。

　試合後、森保監督は「「まずは選手たちは本当によく頑張ってくれた。選手、スタッフが頑張ってくれた。この素晴らしい舞台につなげてくれた選手たち、サッカーファミリーに感謝したい。ベスト16の壁を破れなかったが、選手たちは新時代を見せてくれた」と、今大会で健闘した選手たちを称えた。

　さらに「これから先、日本サッカーが最高の景色を願い続ければこの壁を破れると強く思う。そのためにもこの素晴らしい選手たちをまた国民が後押ししてくださって、一丸で臨めば世界の壁を打ち破れる。選手たちは世界と戦うのを同じ目線で考えられる。日本サッカーの未来、新時代を見せてくれた。ベスト16ということではなかったが、新しい景色と言う意味ではドイツに勝ち、スペインに勝ち、W杯のチャンピオンに勝ったこと。追い付きではなく、追い越せを考えていけば必ず未来は変わると思う」と、今後への希望を語った。