レアル元会長がCロナウド獲得の秘話を明かす

 

高額な移籍金のため一時は獲得見送りも検討

 

 レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が2009年にマンチェスター・ユナイテッドからポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを獲得当時、実は同選手を欲していなかった事実が明らかになった。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 レアル前会長のラモン・カルデロン氏がスペイン情報誌「レビスタ」でこう語っている。

「ペレスが会長としてクラブにやってきた時、クリスティアーノとの交渉を破談させようとしていた。移籍金があまりに高すぎるからだ。彼はクリスティアーノがどれだけ偉大なプレイヤーであるかは把握していたが、巨額すぎる違約金に見合っているとは考えていなかった」

 マンチェスター・Uから09年当時の史上最高額である8000万ユーロでロナウドを獲得したレアルだが、ペレス会長は巨額移籍金の支払いに反対し、破談にすら動いたという。

 また、カルデロン氏はポルトガル代表FWの獲得が至難であったことを口にした。

「交渉は本当に苦労した。デイビット・ギル氏(前マンU最高責任者)にクリスティアーノの売却を問い合わせたが、『ノー』とはねられたよ。彼らはクリスティアーノの放出を否定していたが、選手自身はチームを出たがっていた。我々は2年間も交渉を続けたよ」

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