【W杯】元ドイツ代表MFクロース「日本より…」 まさかの母国敗退に批判「もっと強くなれる」

元ドイツ代表MFトニ・クロース【写真:Getty Images】
元ドイツ代表MFトニ・クロース【写真:Getty Images】

カタールW杯で敗退した母国チームに落胆、抱える問題点を指摘

 カタール・ワールドカップ(W杯)の初戦で日本代表に敗れたドイツ代表は、最終的に3位で2大会連続のグループリーグ敗退に終わった。昨年に代表から引退したMFトニ・クロース(レアル・マドリード)は「ドイツが日本より質が低かったから敗退したとは誰にも言えない」と語っている。英メディア「90min」が伝えた。

 カタールW杯で優勝候補の一角と目されたドイツが、まさかの結末を迎えて批判を浴びている。初戦で格下と見られていた日本に1-2と逆転負けを喫して当初のプランが崩れると、第2戦でスペイン代表に1-1と引き分け、第3戦でコスタリカ代表に4-2と勝利するも3位でフィニッシュ。前回のロシア大会に続くグループリーグ敗退に終わった。

 記事では「トニ・クロース、W杯早期敗退のドイツを批判」と報じ、「MagentaTV」の取材に応じたクロースのコメントを紹介。クロースは「昨年まで一緒にプレーしていた仲間たちだ。僕も4年前にグループリーグ敗退を経験しているし、もちろん彼らには共感するところが多い。チームには野心があったし、チャンスだと思っていたから非常に残念だ」と落胆のコメントを残した。

 その一方、「今いる選手たちであれば、間違いなくグループ突破を決めるべきだった。もし準々決勝でブラジルに敗れたら、『OK、ブラジルにはワールドクラスの選手が8人いて、我々には4人しかいなかった』と言えるだろう。でも、ドイツが日本より質が低かったから敗退したとは誰にも言えないよ」と語りつつ、代表が抱える問題点を指摘している。

「攻守ともに、オートマチックに動けるような選手たちが必要だ。試合中、さまざまな状況にどう対応すればいいのか分かるようにしなければいけない。同じフォーメーションで10~15試合やれば、きっともっと強くなれるはずだ」

 グループリーグ敗退に揺れるドイツ。カタール大会を機にどんな再出発を切るのか注目が集まりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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