【W杯】アルゼンチン8強進出! 主将メッシ、悲願Vへ「まだとどまっていたい」
豪州とのベスト16で2-1勝利、メッシは先制ゴールを奪取
アルゼンチン代表の主将、FWリオネル・メッシは現地時間12月3日にカタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦、オーストラリア代表との試合に2-1で勝利した試合後に「この勝利で前進できる。まだここにとどまっていたい」と話した。
アルゼンチンは今大会、初戦でサウジアラビア代表に1-2で敗れる衝撃のスタートになった。しかし、そこから立て直して2連勝でグループCの1位通過。そして、最終戦のポーランド代表戦では主将のメッシをゼロトップ気味に3トップの中央に据え、守備の負担をチームで吸収しながら両サイドをテクニカルに崩すサッカーを展開。リオネル・スカローニ監督は、現時点での最適解に見えるこのシステムを継続した。
そして前半35分、セットプレーの2次攻撃からMFアレクシス・マック・アリスターが縦パスを入れるとDFニコラス・オタメンディがトラップ。すると、そのボールに反応していたメッシが左足で丁寧なシュートを流し込んだ。オーストラリアの守備陣がゴール前を固めるなか、どこにボールが通るコースがあったのかというようなメッシのコントロールショットが決まった。
後半には強烈なプレスでFWフリアン・アルバレスが加点。同32分に相手FWクレイグ・グッドウィンのシュートがMFエンソ・フェルナンデスに当たってゴール内へ。記録がオウンゴールとなった1点が入り、さらに試合終了間際にはアルゼンチンが立て続けにチャンスを逃した一方、ラストプレーではオーストラリアのFWガラン・クオルにゴール至近距離からシュートを放たれて冷や汗をかいたが、逃げ切り勝ちになった。
メッシは国際映像のインタビューに対し「試合をコントロールしたけれど、オウンゴールのようなものもあり、最後のところは特にだが、かなり苦しんだ。これを経験したのは良いと思う。すごく大変な試合で、(前の試合から)休息する時間もなくフィジカルもきつかったかもしれない」とコメントしている。
このゴールがメッシにとってW杯決勝トーナメントでは初ゴール。そしてプロキャリア通算1000試合目の節目を飾ったスターは「この勝利で前進できる。まだここにとどまっていたい。今までやってきたようにやっていきたい」と、5大会連続出場のカタールW杯がキャリアでのラストになると見込まれるなか、悲願の初優勝までを見据えている。