【W杯】“三笘の1ミリ”、FIFA証拠動画に海外ファン不満露わ 「なぜ実際の映像を用いない」「ばかげている」
スペイン戦の逆転ゴール導くジャッジが大論争、FIFAが証拠動画提供も…
カタール・ワールドカップ(W杯)のグループE最終節で、日本代表はスペイン代表に2-1と逆転勝利。2大会連続の決勝トーナメント進出を決めたなか、逆転ゴールシーンの直前、MF三笘薫のクロスボールがラインを割ったか否か、議論に発展していた問題を受け、FIFA(国際サッカー連盟)はインプレーの証拠動画を添えて正当性を主張しているものの、一部海外ファンからは「なぜ実際の映像を用いない」との指摘が上がっている。
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日本は後半6分、MF田中碧が決勝ゴールを決めた。この得点シーンの直前、MF堂安律が右サイドから送ったクロスがファーサイドへ流れ、三笘がゴールライン際から折り返した際のボールの位置が問題に。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で確認の末、ゴールが認められた判定に海外メディアが一斉に注目。ボールがミリ単位でラインにかかっていたためレフェリーの判断は正しかったとされたものの、際どいジャッジが大論争に発展した。
そんななか、FIFA公式ツイッターは「ボール全体が外に出ていないという証拠が得られた」と綴り、三笘がクロスを上げるシーンを俯瞰した動画を添えながら正当性を主張。さらに「ほかのカメラでは誤解を招くかもしれないが、利用可能な証拠によると、ボールの全体が外に出ていない」とし、実際の試合映像ではなく、改めて同じ位置にボールを置いた別の映像を添えている。
FIFAによる主張を受け、SNS上では海外ファンから「おめでとう日本」「確かにインプレーだ」という声が上がった一方、「なぜ実際の映像を用いない」「なぜ、VARの審判が見ていた映像を使わないのか。まるで事件現場の再現映像を見ているようだ」「ばかげている。選手が映っていないビデオで証拠を示そうとしている」と、証拠ビデオの1つに実際の試合映像が使われなかったことを疑問視する声も。際どい判定だっただけに、納得の回答を求めようとする意見も出ていた。