【W杯】森保ジャパン「グループリーグ通信簿」 文句なしの“Sランク”評価は6人…出場全選手&監督を査定
逆転劇に貢献の堂安&三笘は高評価、鎌田は今後の奮起に期待
■MF
遠藤 航(シュツットガルト/3 試合出場0得点)【評価:A】
伊東純也(スタッド・ランス/3試合出場0得点)【評価:A】
南野拓実(ASモナコ/2試合出場0得点)【評価:B】
守田英正(スポルティング/2試合出場0得点)【評価:B】
鎌田大地(フランクフルト/3試合出場0得点)【評価:D】
相馬勇紀(名古屋グランパス/1試合出場0得点)【評価:C】
三笘 薫(ブライトン/3試合出場0得点)【評価:S】
堂安 律(フライブルク/3試合出場2得点)【評価:S】
田中 碧(デュッセルドルフ/2試合出場1得点)【評価:A】
久保建英(レアル・ソシエダ/2試合出場0得点)【評価:C】
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(出場なし)
柴崎 岳(レガネス)
ドイツ戦、スペイン戦で後半に投入されて、チームの逆転を呼び込む働きをした堂安律と三笘薫の2人は、最高評価以外ないだろう。特に堂安は2試合ともに同点ゴールを決める活躍ぶりで、大会前に宣言していた「ヒーローになる」という言葉を実践している。主力としての活躍が期待された遠藤航や伊東純也も、それぞれの持ち味を発揮しながら、チームにとって不可欠な存在であることを示している。大会直前まで負傷していた田中碧は、まだ本調子じゃないと感じさせるプレーもあるが、スペイン戦では貴重な決勝ゴールを記録して結果を残したことを高く評価する。チームとしての戦いぶりに課題を覗かせたコスタリカ戦のみの出場となっている相馬勇紀、前半の耐える時間でしかピッチに立てていない久保建英は、与えられたタスクはしっかりとこなしている。大会前から主軸として大きく期待されたものの試合を追うごとにパフォーマンスが下がっている鎌田大地は、今後の奮起に期待したい。
■FW
浅野拓磨(ボーフム/3試合出場1得点)【評価:S】
前田大然(セルティック/2試合出場0得点)【評価:A】
上田綺世(セルクル・ブルージュ/1試合出場0得点)【評価:D】
(出場なし)
町野修斗(湘南ベルマーレ)
グループリーグでは、3選手が起用された。最も高い評価はFW陣で唯一、ゴールも決めている浅野拓磨になる。右膝内側側副靱帯の損傷により大会出場も危ぶまれたが、初戦のドイツ戦で途中出場すると、スピードを生かしてシュートに持ち込んだ。名手マヌエル・ノイアーの守るゴールを割り、チームに勝利をもたらして勢いに乗せた。一方、前田大然はW杯という舞台の緊張や背後の守備が固まらなかった影響からか、初戦のドイツ戦では持ち味のスピードを生かしたプレスを十分にかけられなかった反面、スペイン戦では同点ゴールシーンの起点となったプレーに象徴されるように、前線からのチェイシングで存在感を発揮した。ここまでコスタリカ戦の前半のみの出場となっている上田綺世は、完全に引いた相手に何もできず、期待外れと言わざるを得ない。