【W杯】田中碧、“幼馴染”三笘とのコンビネーションで呼び込んだ決勝弾に感慨 「すごく幸せ」
さぎぬまSC時代からチームメイト、子供の頃からともにプレー
世界中で議論になっている。日本代表がカタール・ワールドカップ(W杯)グループE第3節スペイン戦(2-1)で決めた2点目のゴールのことだ。ドーハで放映されているスポーツ専門チャンネル「Bein Sports」の番組でも、これでもかというくらい繰り返し、MF三笘薫(ブライトン)がクロスを上げる前に、ボールがラインを割っていたかどうかが議論され、さまざまな検証がされている。
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ゴールを決めた田中の視点からは、どのように見えていたのか。現地時間12月3日にオンライン取材に応じたなかで、田中は「僕も出たかなと思った」と、正直に語った。「(ピッチの)内側から見ていたので『出るかな?』という感じでした。ただ、最後まで信じて走りましたし、それが最終的にゴールにつながったので、彼を信じて良かったです」と笑顔を見せた。
「チームの勝利が一番大事。チームが勝てたからこそ、自分の得点がいいものになる。勝ったことがすべて。その試合で自分が点を決められたことは最高の喜び」と語った田中だが、アシストした三笘とは、小学校時代に所属したさぎぬまSC時代からのチームメイト。今回の日本代表では、DF板倉滉(ボルシアMG)、GK権田修一(清水エスパルス)も、同チーム出身だが、子供の頃から一緒にプレーした三笘とのコンビで、スペイン撃破につながるゴールを決められたことは、特別な思いがあるという。
「やはり嬉しい。本来は僕のパスから彼が決めるのが本来の形で、今回はその逆でしたが小さい頃からサッカーを一緒にやってきた。こういう舞台でも一緒にできること、なおかつ点を取れたのは、すごく幸せではありました」
そして、スペイン戦に続くゴールについては「自分はゴールで這い上がってきた部分もあるので。自分のゴール以外では満足が全然いってないですし、そこの物足りなさはもちろん感じていますが、結論として勝つために何が必要かとなるとゴールです。この間のように泥臭い点でも、ミドルみたいな派手なゴールでも、どんな形であれ試合を動かすゴールは自分のなかでも求めていきたい」と、宣言している。