【W杯】韓国FWファン・ヒチャンの殊勲の決勝ゴールを母国称賛 「新しい歴史を描いた」
今大会初出場となったポルトガル戦で殊勲の勝ち越しゴール
韓国代表は現地時間12月2日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグ最終戦、ポルトガル代表戦に2-1で勝利。同時刻にキックオフだったウルグアイ代表対ガーナ代表の結果を受け、総得点の差でウルグアイを上回って2位の座を掴み、決勝トーナメント進出を決めた。韓国メディアは「ファン・ヒチャンが韓国サッカーに新しい歴史を描いた」と、26歳のストライカーを称えている。
韓国は強豪ポルトガルを相手に勝利以外は突破の可能性がない状態でスタート。しかも前半5分に先制点を許してしまった。しかし前半27分に同点ゴールを奪うと、後半アディショナルタイムの突入直後にFWソン・フンミンのアシストから途中出場のFWファン・ヒチャンが決勝ゴールを奪った。
それでも、韓国のグループリーグ突破は別会場のウルグアイ代表とガーナ代表の結果次第に。韓国の試合終了時点で、ウルグアイが2-0でリードしていた。そのままのスコアなら、韓国とウルグアイは勝ち点4の得失点差0で並ぶが、総得点で韓国が上回って突破の状況だった。そして、ウルグアイがラストチャンスとなったフリーキック(FK)を決められずに試合が終わると、韓国は一気に喜びを爆発させていた。
韓国のスポーツ・芸能専門サイト「スターニュース」は「ファン・ヒチャンが韓国サッカーに新しい歴史を描いた」と見出しを打ち、26歳のストライカーが大会直前にハムストリングを痛めて十分なトレーニングができず、メンバー入れ替えの可能性まで指摘されていたほどだったことを紹介。そのうえで、「開幕2試合で出番がなかったが、ジョーカーとして韓国サッカーに新しい歴史を描き、すべての苦労を解消した」と12年ぶりのベスト16進出に導いた立役者を高く評価していた。
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