【W杯】韓国、“お祈りタイム”を経てのグループリーグ突破に大黒柱ソン・フンミン号泣
ウルグアイ×ガーナの結果を待ち、総得点で上回って2位が確定
韓国代表が“お祈りタイム”のあとに喜びを爆発させた。現地時間12月2日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグ最終戦、ポルトガル代表戦に2-1で勝利した韓国は、決勝トーナメント進出が別会場の結果次第に。早く試合の終わった韓国は、選手やスタッフ、サポーターも固唾をのんで見守り、吉報が届くとFWソン・フンミンは号泣した。
韓国は強豪ポルトガルを相手に勝利以外は突破の可能性がない状態でスタート。しかも前半5分に先制点を許してしまった。しかし前半27分に同点ゴールを奪うと、後半アディショナルタイムの突入直後にFWソン・フンミンのアシストからFWファン・ヒチャンが決勝ゴールを奪った。
それでも、韓国のグループリーグ突破は別会場のウルグアイ代表とガーナ代表の結果次第に。韓国の試合終了時点で、ウルグアイが2-0でリードしていた。そのままのスコアなら、韓国とウルグアイは勝ち点4の得失点差0で並ぶが、総得点で韓国が上回って突破の状況だった。
前半アディショナルタイムの長さの違いもあり、両会場の時間進行にはズレがあった。そのため、ウルグアイが1点でも追加したら敗退という状況に韓国の選手やスタッフは円陣を組み、スマートフォンで別会場の映像をチェック。会場のサポーターたちもそれぞれにスマートフォンの映像に見入る場面が国際映像にも映し出された。
そして、ウルグアイがラストチャンスとなったフリーキック(FK)を決められずに試合が終わると、韓国は一気に喜びを爆発。選手たちは抱き合い、サポーターたちも大声援を送っていた。W杯を控えた11月上旬に負傷し、手術を経てフェイスガードを装着して出場しているソン・フンミンは号泣する姿が映し出されていた。
短期決戦のグループリーグならではの、他会場の結果で運命が決まる「お祈りタイム」だが、韓国にとってはあまりにも長い時間に感じたに違いない。この結果、ポルトガルが首位、韓国が2位でグループHを突破した。