CLドルトムント戦でファン暴徒化のワルシャワにUEFAが厳罰 王者レアル戦の無観客試合が決定
900万円の罰金処分と併せて発表
欧州サッカー連盟(UEFA)は、今季21年ぶりにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に参戦中のレギア・ワルシャワに対し、サポーターによる問題行為によって、次にホームで開催される第4節レアル・マドリード戦を無観客試合とする処分を発表した。スペイン紙「AS」が報じている。
ワルシャワはCLのグループステージで前年王者のレアル、日本代表MF香川真司の所属するドルトムント、ポルトガルのスポルティング・リスボンと同居する過酷なF組を戦っている。ここまで2試合はドルトムントに0−6、スポルティングに0−2と連敗を喫し、最下位に沈んでいる。
問題行為が確認されたのは、9月14日に行われたCL第1節の本拠地ドルトムント戦。大量失点で敗れたゲームで、ワルシャワのウルトラスがドルトムントサポーターのエリアに催涙スプレーを噴射して侵入。さらに人種差別的行為などが確認されている。UEFAは11月2日に予定されているワルシャワ対レアル戦を無観客試合とするほか、ワルシャワに8万ユーロ(約900万円)の罰金処分も下している。
過激なウルトラスを擁することで知られるワルシャワだが、この処分に対して異議申し立てを行う構えだという。ポーランドを代表する名門は21年ぶりという念願の舞台に立っているが、結果も伴っておらず、ネガティブな印象ばかりを残している。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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