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注目されるマタの去就 マンUは移籍金次第で放出の方針
今冬の移籍の可能性が高まるマタ
マンチェスター・ユナイテッド(マンU)はスペイン代表MFフアン・マタに関して2000万ポンド(約36億万円)のオファーを受けた場合に放出する方針であると地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
ルイス・ファン・ハール監督がいまだスペイン人司令塔に、昨シーズン途中にチェルシーからの獲得時に支払った3710万ポンド(約68億円)の価値を見出せていない様子で、今冬の移籍市場において、相当額の支出を取り戻すために売却に動く可能性が高まっている。
一方で欧州屈指のビッグクラブであるユベントスとアトレティコ・マドリードは、巧みな攻撃センスを持つマタを高く評価しているという。
2000万ポンドでマタ放出の場合、1710万ポンド(約31億円)の損失となるが、クラブ側はファン・ハール監督の補強の要望に応えるために損切りもやむなし、と考えているようだ。
スペイン代表MFは今シーズンでのフル出場がいまだ3試合に留まっており、仮にマンチェスターを離れる場合は、母国に帰る選択肢を優先するとも言われている。その場合はアトレティコへの入団が有力だが、古巣のバレンシアもクラブの英雄の買い戻しに乗り出す可能性があるという。
2013年度にはチェルシーで、プレミアリーグにおいて最も活躍した選手に送られるPFA年間最優秀選手賞にノミネートされたマタだが、ジョゼ・モウリーニョ監督が就任してからは戦術面の問題で先発の座を失った。マンチェスター・Uへ当時クラブ史上最高額での入団を果たすも期待されたパフォーマンスを発揮できずにいる。確固たる地位を築けずにいるスペインのファンタジスタは、今冬の移籍市場で再びユニフォームを変えることはあるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images