【W杯|1日結果まとめ】“大金星”の日本、伏兵モロッコがベスト16入り 世界2位ベルギーはまさかのグループ敗退

W杯1日の結果まとめ【画像:FOOTBALL ZONE編集部】
W杯1日の結果まとめ【画像:FOOTBALL ZONE編集部】

【戦評】日本の采配的中! 堂安&三笘投入が当たってスペイン撃破

 カタール・ワールドカップ(W杯)は大会12日目を迎え、グループリーグの最終戦が進行。グループEでは日本代表がスペイン代表に2-1で勝利を収め、初戦のドイツ代表との試合に続く大金星で首位通過。スペインが2位に続いた。グループFではモロッコ代表が有利な状況を生かして突破を決めると、欧州の強豪同士が潰し合った対決はクロアチア代表が通過。W杯4回優勝のドイツやFIFAランキング2位のベルギー代表がここで敗退となった。

■クロアチア 0-0 ベルギー
グループF第3戦
キックオフ:現地時間12月1日18時(日本時間2日0時)

 引き分け以上で自力突破のクロアチアは、前半15分過ぎにPK獲得と思われたプレーがVARの介入でオフサイドに判定が変更される一幕があったものの、全体にコントロールして進めた。勝利しか突破条件がなくなったベルギーは後半に負傷明けのエースFWロメル・ルカクを投入して勝負に出たが、頼みのルカクが45分間で4回の決定機を逃すまさかの大ブレーキ。スコアレスドローに持ち込んだ前回準優勝のクロアチアがグループ突破を決めた。

■カナダ 1-2 モロッコ
グループF第3戦
キックオフ:現地時間12月1日18時(日本時間2日0時)

1-0 前半4分 ハキム・ツィエク(モロッコ)
2-0 前半23分 ユセフ・エンネシリ(モロッコ)
2-1 前半40分 オウンゴール(カナダ)

 引き分け以上で自力突破、敗戦しても突破の可能性ありという優位な状況で迎えたモロッコは、前半立ち上がりに相手のミスを突いてFWハキム・ツィエクが先制ゴール。さらにFWユセフ・エンネシリが追加点を奪い、盤石の状態を築き上げた。オウンゴールにより1失点こそあったものの、安定した試合運びでモロッコ史上初の決勝トーナメント進出を1位通過で決めた。

■日本 2-1 スペイン
グループE第3戦
キックオフ:現地時間12月1日22時(日本時間2日4時)

0-1 前半11分 アルバロ・モラタ(スペイン)
1-1 後半3分 堂安律(日本)
2-1 後半6分 田中碧(日本)

 引き分けでも高確率で突破のスペインが前半12分に先制するなか、日本は完全に耐える45分間を過ごした。そして後半にMF三笘薫とMF堂安律を投入するとハイプレスを敢行。三笘がスイッチを入れ、FW前田大然、MF伊東純也と連動してボールを奪うとMF堂安律が強烈ミドルで同点。直後には堂安の右足シュートがファーに流れたところを三笘がギリギリで中に戻し、MF田中碧が押し込んだ。残り時間は再びスペインが制圧したが、日本が逃げ切ってW杯優勝国から2勝するビッグサプライズを巻き起こした。

■コスタリカ 2-4 ドイツ
グループE第3戦
キックオフ:現地時間12月1日22時(日本時間2日4時)

1-0 前半10分 セルジュ・ニャブリ(ドイツ)
1-1 後半13分 イェルツィン・テヘダ(コスタリカ)
1-2 後半25分 オウンゴール(コスタリカ)
2-2 後半28分 カイ・ハフェルツ(ドイツ)
3-2 後半40分 カイ・ハフェルツ(ドイツ)
4-2 後半44分 ニクラス・フュルクルク(ドイツ)

 勝利しなければ可能性のないドイツと、勝ち点はあるものの大きな得失点差のマイナスを背負うコスタリカの対戦。ドイツが先制するもコスタリカが逆転したことは一時的に世界を驚かせた。最終的にはドイツが2点差を付けたことで、別会場の日本には「追い付かれたら敗退」というプレッシャーをかけることになったが、勝ち点4で並んだスペインとの得失点差で下回り2大会連続でグループリーグ敗退に。コスタリカも初戦でスペインに0-7で敗れた代償は小さくなかった。

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