【W杯】日本のボール支配わずか16% スペイン撃破に海外メディア衝撃「ポゼッションに何の意味もないことを証明」
強豪スペインに逆転勝利、“死の組”とも言われていたE組を首位で通過
日本代表はカタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグ第3戦でスペイン代表に2-1で勝利。ドイツ代表に続く金星を挙げ、“死の組”とも言われていたE組を首位で通過した。スペイン相手に圧倒的にボールを保持された展開にも関わらず、後半の波状攻撃で逆転勝利を収めたサムライブルーを海外メディアが称賛している。
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日本は前半11分、右クロスからFWアルバロ・モラタに決められて失点。初戦のドイツ戦同様に攻め込まれる展開から早々にリードを許した。その後もスペインに圧倒的にボールを保持される展開で、前半はチャンスらしいチャンスがないまま終了した。
しかし、後半に入ると流れが一変。3分、途中出場のMF三笘薫のハイプレスがきっかけとなって高い位置でボールを奪うと、同じく途中出場のMF堂安律が左足の強烈なシュートで同点。さらにその3分後には三笘の折り返しからMF田中碧が押し込んで逆転に成功した。
日本はそのまま2-1で逃げ切って勝利。グループ首位で2大会連続の16強入りを決めた。FIFAの公式スタッツによれば、この試合のボール支配率はスペインが74%、日本はわずかに16%(中立が10%)だった。結果とは対照的なこの数字を受け、英国の人気サッカー番組「マッチ・オブ・ザ・デイ」の公式ツイッターは「日本はポゼッションに何の意味もないことを証明している」と日本の勝利を称賛した。
第2戦でコスタリカに敗れたものの、グループの“2強”と目されていたスペインとドイツを破って世界を驚かせている日本。決勝トーナメント1回戦では前回のロシアW杯準優勝のクロアチアと激突する。さらなるインパクトを残すことができるだろうか。