「私は泣きません、言い訳しません」 強気と弁解が入り混じった90分超の“ハリル節”
「私の仕事は何ら変わらない」と力説
「身体生理学的に、2日で7時間や8時間の時差を消すのは不可能だ。今回は、映像を見る時間を少し短くして、私たちがトライすることとして、映像を先に選手に送って合宿の前に見て欲しい。見てくれると期待する。そして、合宿ではトレーニングを短くしたい。簡単ではないが、私はチョイスした。私は泣きません、言い訳をしませんと書いてください。負けるのは本当に嫌いです。私は引き下がりません。我々のスタッフや選手がやりすぎだと言っても泣きません。泣いた人はグラウンドから出てもらう」
自ら「言い訳をしないと書いてくれ」と要望を出した。しかし、報道陣からは「時差の問題や欧州組の状況はすでに昨年に経験済みで、サインする前から分かっていたのではないのか。打開策を話すべきだ。その発言は言い訳に聞こえる」という指摘が飛ぶと、強気な態度を崩さずにいながらも答えにならない答えを返した。
「私の目的は、もっと日本のサッカーを向上させることだ。世界の強豪と対等に渡り合えるようにしたい。だが、ピッチでトレーニングをする時間は与えられていない。これは言い訳ではない。私は皮肉な冗談だと受け止めた。それを言われて何が変わるのか。私は何をすべきか分かっている。A代表の発展を見て欲しい。私が就任してからの統計、数字も明らかになっている。私の考え方に反対するのは全く問題ない。だが、私が言い訳をしてないことは理解してほしい。皮肉な冗談を言い続けて欲しい。私の仕事は何ら変わらない」