U-16日本代表、久保が後半途中から出場も不発 2-4でイラクに敗れ12年大会以来2大会ぶり決勝進出ならず
後半36分に瀬古が痛恨のPK献上
試合を振り出しに戻された日本は同26分にダウードに抜け出されると、GKの谷もかわされて無人のゴールにシュートを打たれる。しかし、これを瀬古が必死のスライディングでかき出して最大のピンチを逃れた。
ところが同36分、再びダウードに最終ライン裏へ抜け出されると、瀬古がペナルティエリア内でのスライディングタックルで足をかけ、PKの判定が下る。そして瀬古はこの日2枚目の警告で退場となった。この大ピンチ、守護神の谷はキッカーのダウードのシュートに反応したものの左隅へと突き刺されてしまい、再びリードを許す展開となった。
数的不利となり、残り時間も短い中で日本は絶望的な状況に陥った。最後まで同点に追いつこうと食らいついたものの、アディショナルタイムには再びダウードの突破からPKを献上し、再びダウードにゴール左隅へと打ち込まれてハットトリックを達成されて万事休した。
10人と数的不利になった日本はタイムアップまで諦めずに仕掛けたもののゴールネットを揺らせず。2012年大会以来2大会ぶりとなる決勝進出は果たせなかった。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images