U-16日本代表、久保が後半途中から出場も不発 2-4でイラクに敗れ12年大会以来2大会ぶり決勝進出ならず

注目のFW久保はベンチスタート 後半14分から出場もノーゴールに終わる

 U-16日本代表は日本時間29日、AFC U-16選手権準決勝・イラク戦に臨み、2-4と敗れて2012年大会以来2大会ぶりとなる決勝進出を果たせなかった。注目のFW久保建英(FC東京U-18)は後半14分から途中出場したもののノーゴールに終わった

 迎えた準決勝、日本はDF瀬古歩夢(C大阪U-18)やMF平川怜(FC東京U-18)らこれまでの中心メンバーを起用する一方で、同大会ここまで4得点を挙げている久保、棚橋尭士(横浜FMユース)を先発から外した。久保は準々決勝UAE戦の後半に相手マーカーのハードマークで足を負傷した影響を考慮して、大事を取ったと見られる。そのなかで宮代大聖(川崎U-18)と山田寛人(C大阪U-18)の2トップでキックオフの笛を聞いた。

 キックオフ時の気温が32度ということもあり、序盤の日本はやや慎重な試合の入り方を見せ、それもあってイラクにボールを保持される展開となる。すると前半19分、後方からのロングボールを起点に相手MFダウードのシュートに打たれる。これを瀬古がブロックに入るも足に当たって角度が変わってしまい、GK谷晃生(G大阪ユース)の頭上を破られて0-1と先制を許した。

 今大会初失点を喫した日本はイラクの鋭い出足に対して高い位置でボールを動かせずことができなかった。しかし30分、ハーフウェーラインを越えたところでボールを持った平川が左足で前方に浮き球パスを送る。これに反応して抜け出した山田が右45度からシュートを放ち、ゴールネット左隅を揺らす。日本にとってこの日初となるシュートで1-1に追いついた。

 

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