U-16日本代表、準決勝イラク戦で久保、棚橋はベンチスタート 日本は2-4で敗れ06年大会以来の優勝ならず
森山監督は「優勝という宿題が残っている」と目標を再設定
U-16日本代表は日本時間29日19時30分にキックオフとなるAFC U-16選手権準決勝イラク戦のスターティングメンバーを発表した。森山佳郎監督は、DF瀬古歩夢(C大阪U-18)やMF平川怜(FC東京U-18)らこれまでの中心メンバーを起用する一方で、FW久保建英(FC東京U-18)、FW棚橋尭士(横浜FMユース)はベンチスタートとなった。
日本はU-17ワールドカップ出場権が懸かった準々決勝UAE戦、前半31分の右CKで久保が再三狙っていたゴール方向に曲がり落ちるボールで蹴り込むと、相手GKは自分の前に入り込んだMF平川怜(FC東京U-18)の動きに惑わされたか、ボールをファンブル。そこをすかさずDF瀬古歩夢(C大阪U-18)が右足で蹴り込んで貴重な先制点を挙げた。
その後は決定機を生かし切れず、最少得点差での戦いとなるなかでもチームは規律性の高さを発揮。相手に決定機をほぼ与えないまま1-0と勝利し、2大会ぶりのW杯出場権を獲得した。試合後に森山監督は「『お疲れさん』という気持ちですけど、優勝という宿題が残っている。アジアの王者としてW杯に行きたいと思います」と語り、今後の目標を優勝へと再設定している。
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