好調なケルン大迫はなぜ代表から落選? ハリル監督はその資質を高く評価するも…

「ようやく第2アタッカーとしての位置を確立している」と最近の活躍をチェック

 バヒド・ハリルホジッチ監督はロシアワールドカップ(W杯)最終予選のイラク戦(10月6日)、オーストラリア戦(10月11日)の日本代表を発表した。注目のFWには本田圭佑(ACミラン)、岡崎慎司(レスター)、浅野拓磨(シュツットガルト)ら9月シリーズとほぼ同じメンバーが並んだ一方、ブンデスリーガで2試合連続ゴールを決めた大迫勇也(ケルン)の名はなかった。フランス人指揮官がリストから外した理由とは――。

 大迫は8月20日のドイツ杯1回戦プロイセン戦で2得点を決めると、ブンデス第4節シャルケ戦ではリーグ戦今季初ゴールをマーク。続く今週末のライプツィヒ戦の前半25分にはペナルティエリア左での鮮やかなターンからニア上を打ち抜き、2試合連続ゴールを決めた。

 第5節終了時点で3勝2分の3位と好スタートを切ったチームの主力として定着しつつある。海外組では本田、岡崎らがスタメンから外れるどころか出場すらままならない試合も続いており、代表復帰も囁かれていた。しかし、ハリルホジッチ監督の決断は招集見送りだった。指揮官は大迫について問われると、以下のようにコメントした。

「大迫ですが、ここ3試合で先発を勝ち取った。そして2得点取った。それを見ましたか?大迫も分析している。数ケ月先発で出られなかった時期があり、ケルンのグループに入っていなかったし、出た時は中盤だった。ようやく第2アタッカーとしての位置を確立している」

 

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