ハリル監督、川島を“応援団”として招集 「励ますところをやってほしい。そのためにエイジを呼んだ」
今季、フランス1部メッツに“第3GK”として異例の加入
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督はワールドカップ(W杯)アジア最終予選の本拠地イラク戦と敵地オーストラリア戦に、フランス1部メッツに第3GKとして加入し、出番のない川島永嗣を“応援団”として招集することを明らかにした。
都内で記者会見に臨んだハリルホジッチ監督は最初のGKのメンバーを発表した。
「GK3人です。西川は前回選びました。川島永嗣もここに連れていきたいと思っている。エイジはプレーしていないが、プレーしていないのは彼だけではない。我々、海外組がたくさんいて、12人ほど先発で出ていない。今回のリストは難しかった」
昨季浪人生活を経て、スコットランド1部ダンディー・ユナイテッドに加入も2部降格という憂き目を見た川島は今季、フランス1部メッツに移籍した。だが、クラブが移籍発表時に「第3GKとして獲得」と発表するという異例の加入だった。
そして、川島はトップレベルでの試合勘を再び失った状態でいる。だが、ハリル監督は川島にGKというポジションとは全く別の役割を求めている。チームを鼓舞する応援団としてSOSを出した。
「エイジはメッツというチームの二軍でプレーしている。それでも悪くないはずだ。どういう状態かということ、グループの中で特別な役割を担ってもらわなくてはいけない。発言力があり、チームに良いスピリットをもたらしてくれる。経験もある。厳しい戦いに、彼のグループの中での存在感が必要になる。彼がプレーするかは別問題だ。経験のある一人で期待している。特にコミュニケーションで、励ますところをやってほしい。この2試合、今までよりもメンタルを出さなくてはいけない。そのためにエイジを呼ぶ」
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