アトレチコがCLホーム戦でバイエルンを撃破! 指揮官は自画自賛「最高の出来だった試合の一つ」
昨季CL準決勝と同様の注目カード 前半35分にカラスコが値千金の先制ゴール
現地時間28日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節の注目カード、アトレチコ・マドリード対バイエルン・ミュンヘンはホームのアトレチコが1-0で勝利した。スペイン紙「マルカ」は、アトレチコを率いる闘将ディエゴ・シメオネ監督は「オレが率いてから最高の出来だった試合の一つだ」と自画自賛したと報じている。
グループステージで早くも実現した昨季CL準決勝と同様のカード。カルロ・アンチェロッティ新監督率いるバイエルンはここまで公式戦8連勝と圧倒的な力を誇ってきたが、シメオネ監督が叩き込んだ鉄の規律の下、アトレチコがビセンテ・カルデロンで真骨頂を発揮する。
序盤は一進一退の攻防が続くも、アトレチコがフィニッシュまで持ち込む場面が徐々に増え始めると、前半35分にFWアントワーヌ・グリーズマンのパスからFWヤニック・カラスコがドルブルで持ち込み、ゴール右隅を狙いすましたシュートを放つ。この一撃はバイエルンの絶対的守護神マヌエル・ノイアーも弾き切れず、値千金の先制ゴールを叩き込んだ。
後半、バイエルンはFWアリエン・ロッベンらを投入して反撃に打って出る。一方のアトレチコは同38分にPKを獲得し、グリーズマンがクロスバーに当てる場面もあったが、最少失点差で逃げ切りに成功。CL2連勝を飾ると同時に、ブンデス王者をホームで返り討ちにした。アトレチコらしいタフな戦いぶりに闘将もご満悦だったようで、試合後の会見で以下のように述べている。
「今日の試合は、オレがアトレチコ・マドリードを率いてから最高の出来だった試合の一つだ。この選手たちの監督であることを幸せに思うしかないな。世界でも最強チームの一つが相手だったにもかかわらず、選手たちは90分間を通して強度を保ち続けた。バイエルンは最高の選手がいて素晴らしいチームだ。オレは彼らが直近で負けた試合がいつか知らないからな」