「疲れた」「誰もが熱狂的すぎる」 アルゼンチンの“悪童”テベスが現役引退を示唆

「僕を見る必要はない」と半ば代表引退宣言

 ボカ・ジュニアーズでキャリアをスタートしたテベスは、キャリアの晩年に差し掛かるなか愛する古巣に戻る決断をした。しかし、かつて母国でプレーしていた時は10代後半の若者だったテベスも、ヨーロッパでキャリアを積み重ね、家族もできた。様々な経験を積んだ後に戻った母国の環境は、どこか異常に映っているのだろう。

 アルゼンチン代表についても、「僕よりも(マウロ・)イカルディを呼んだ方が良い。彼はインテルで良いプレーをして、ゴールを決め続けている。僕を見る必要はないよ」と、日本代表DF長友佑都が所属するインテルのエースを指名し、半ば代表引退宣言のような言葉も残した。

 イングランドとイタリアで点取り屋として活躍したテベスは、その理由はともかく、計画通りにデビューした思い出の古巣でキャリアを終えるのだろうか。熱狂の国アルゼンチンで家庭を持つスター選手がプレーしていくことは、それだけ難しいことなのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング