【W杯】ドイツ、6人同時オフサイドの珍シーンに英皮肉「かなり愚かに見えた」「ファン冷笑」

ドイツ代表の6選手が同時オフサイドになる珍シーンに注目【写真:ロイター】
ドイツ代表の6選手が同時オフサイドになる珍シーンに注目【写真:ロイター】

スペイン戦で1-1と引き分けたドイツのワンシーンに英紙が注目

 11月27日のカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦でスペイン代表とドイツ代表が対戦し、1-1ドローに終わった。この一戦でドイツが6人同時オフサイドとなる珍シーンがあり、英紙「ザ・サン」は「サッカーファンから冷笑されている」「かなり愚かに見えた」と伝えている。

 初戦のコスタリカ戦で7ゴールの圧勝を飾ったスペインは、日本に逆転負けを喫したドイツを相手に序盤から積極的に攻め込む。自慢のパスワークで相手ゴールへ迫りながらあと一歩を欠く展開となる。

 スコアが動いたのは後半17分、途中出場のFWアルバロ・モラタがクロスを合わせてスペインが先制。追い込まれたドイツだったが、同37分にFWニクラス・フュルクルクに同点ゴールを奪い、最終的に勝ち点1を分け合う形となった。

 注目を浴びているのは、後半にドイツが獲得したフリーキック(FK)の場面だ。相手ゴールまで約25メートルの位置でFKを獲得し、ゴール前にパスを送った。しかし、スペインが一列に並んで高い位置を保ったため、ドイツの選手たちが一斉に飛び出す形となった。

 英紙「ザ・サン」は「ドイツは、スペイン戦のFKで6人の選手がオフサイドを取られ、サッカーファンから冷笑されている」と注目。さらに「スペインのFK時の高いディフェンスラインも、ドイツを悩ませることになった。通常、チームは最初に立っていた位置から下がるものだが、スペインは動こうとしない。その結果、何人かのドイツ人選手がオフサイドをとられ、かなり愚かに見えた」と記している。

 また、記事ではファンのコメントも紹介。「誰かドイツにオフサイドルールを教えてやってくれ」「まさにオフサイドの王様だね」「ドイツ戦のオフサイドの判定は本当に危なかった」と皮肉交じりの声が上がっているという。

 グループEは混戦模様となっており、どのチームにも突破の可能性が残されている。12月1日(日本時間2日4時)に日本とスペイン、ドイツとコスタリカがそれぞれ対戦するなか、突破を決めるのはどの2チームなのか注目が集まる。

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